【 7つの贈り物 】
〜その夜〜





















その夜のことであった

呼び鈴が鳴ったかと思いきや突然辺りを白に埋め尽くしていた

―否、百合の花びらが何処からともなく舞い落ちてきたのである


「え...。」
驚いているのもつかの間に今度は、黒い物体が抱きついてきた

「名探偵!!」
この黒い物体は公園で見つけた少年
名前はクロバカイト

今世間を騒がす怪盗でもあった
「あのね、正体ばらすことは反則だと思っていたんだ。
だって名探偵の好きな謎を勝手に解いちゃうことになるんだよ。
だから...だからさ...。」

.....。

そう、自分の調べたデータが正しければ彼はあの怪盗KIDである...はず。

「でもとりあえず自己紹介するね。」
もう解っていると思うけど

フリーズしている新一のことなんて関係無しにどんどん話す怪盗kID(一応そうとしておこう)

「名前は黒羽快斗。江古田高校に通う高校生!!(18)趣味は料理。特技はマジック。たまに怪盗KIDなんかもやっていマースVv」


訂正しておこう。

彼は怪盗KIDではない

こいつは唯の能天気な高校生である。





余りのギャップの違いに新一の頭の中で、この"クロバカイト"と"怪盗KID"とは同一人物とはみなされていない様である。

「名探偵?」
未だ、フリーズ状態の新一にやっと気づいた快斗は目の前で手をふりふりさせながら覗き込む

「はぁ...。」
現実逃避したってこの目の前にいる男が怪盗KIDであり、黒羽快斗であることは変えがたい事実である
そのため新一は諦めた
しかし、溜息一つついてしまったことは許してもらいたい
そんな思いで再び怪盗..いや、黒羽を見た



ふわふわの猫っ毛

優しくて強い輝きを燈す瞳

マジックをするだけあって綺麗な指

「名探偵?」

などと観察しているうちに再び、問いかけてくる黒羽



「新一」
「へ?」
「俺の名前は工藤新一。名探偵って呼ぶな」

新一は自分で言ったことに対し照れているのか、理解してくれない相手に怒っているのかわからないが、そっぽを向き投げやりに答える

だが、内容はOKという合図と受け取ってもよいだろう。

そして、晴れて今日から新しい生活が始まったのである。

めでたしめでたし..?

+-+-+-+-+-+-+-

新:「本当は答えなんてなかったんだよね...。」
快:「え..?ということは...。」
新:「答えなんてないなぞなぞ.....。」
快:「ひどい!!それじゃあ俺に勝ち目なんてなかったってことでしょ!!」
新:「まあ....な....。」
快:「ん.....?でもどうして....今日公園になんか来て。ヒントなんかくれちゃったのさ?」
新:「.....。」
快:「ねぇ〜どうして?」
新:「始めはからかっているだけだと思っていたからな。だけど、お前毎夜毎夜来るし。たまたま通った公園で俺が来たのにも気づかないで悩んでいるし....。それほど嫌でもなかったし...。」
快:「てことは、好き?」
新:「そこまで言ってねーだろ」
快:「はいはい。そういことにしておきましょう。」
新:「だから、そこまで言ってねーだろ!!」
快:「あ、それと...。」
新:「話し聞きやがれ!!!」
快:「ハイこれ今夜の贈り物だったもの。」

蒼い小さな小箱を新一に手渡す

新:「ん?何これ?」
K:「私と付き合ってください。」
新:「......。」

中にはシルバーの指輪
余り飾り気がなく、目立たない程度の彫り込みがされている物であった

派手派手しい物を好まない新一のことを考えてある指輪である

快:「俺とお揃いの指輪。付けてくれる?」
新:「.....ああ.。」
快:「ありがとVv大好きVv」

+-+-+-+-

志:「隣、熱そうね...。」
博:「ん...。何のことだい?」
志:「いいえ気にしないで。でも、明日からうるさくなるわ。」クスクス...。










BACK * TOP * NEXT

-----------------------------------------------------------
朔菜梨蘭さまのコメント▼


遅くなりましたが、先日の話の続きです。
とりあえず夜の出来事です。
この中で、一番把握していたのは志保さんのご様子です(笑)

ぢついいますともう暫く続いたりもするのですが...。
もうそろそろクリスマスも近いですから(微笑)
受け取って頂けますでしょうか?
-----------------------------------------------------------
▼管理人のコメント

梨蘭さんより、「7つの贈り物」の続きを頂いてしまいましたーvvv
まさか続くとは思ってなかったので、吃驚感激です!(*´∀`*)
なんなんでしょう、この快斗の可愛さってばもうvv
必死に言い募る快斗が愛しくてたまりません!!萌えv
しかも自己紹介の仕方がまた彼らしい(笑)
そしてやっぱり無自覚で罪なアンチクショウな名探偵〜♪♪
可愛いかわいいカワイイvv
また続きを頂けるそうで、楽しみにしております!
梨蘭さん、どうも有り難う御座いましたv